統計検定2級成績表

統計検定2級を2週間で取得、必要な学習時間や学習方法などまとめ

  • 2020年8月23日
  • 2020年8月23日
  • 雑記

どうも、いのです。

昨日統計検定2級の試験を受けて無事に資格を取得してきました。
事細かにどのようなスケジュールでどのような勉強したかなどもデータを残したので
これから統計検定2級を受験しようとする人の参考にしていただければ幸いです。

統計検定を受験しようと思ったきっかけ

1つは株や為替のトレードで有意差のあるデータの検証に使いたかったから

有意差があると思って利用しているデータがあるけれど、今のところはその数値が極端な値を取っているとき時だけ考慮に入れている状態、言わば0%か100%かの2択。
これを株や為替レートとの相関関係を求めてより細かな数値化することで判断材料に使えるのではないか、と考えたこと。

またこのような検証を様々な要素に対して行うことでより安定したパフォーマンスを発揮できるようなるのではないかと考え、統計学をちゃんと学びたいとは以前から思っていました。

 

もう1つはPythonプログラマーへの興味関心

一応ある程度基礎的なPythonプログラミングは理解していて、現在はdjyangoというフレームワークを学習していてふとした疑問が浮かびました。

「他の優秀・一般的なプログラミング言語も沢山ある中でわざわざ処理が遅いと言われるPythonを使ってサービス開発をする目的って何?」

これを突き詰めていくと機械学習・深層学習などのAI分野のサービスを作りたいから、その選択肢としてPythonを使うのが本筋じゃないかなぁと。

ということはdjangoを使ったサービス開発の技術よりも機械学習などの知識・技術が優先で、それができるようになってからフレームワークを学習するべきなのではないかと。

機械学習について学習していてもなぜその方法で分析するのか?どのように検証すれば効果的か?など
でもどの検証があってどれを選択すればよいのかが分からないレベル、つまり統計学のどの部分を学べばよいのか分からない状態。

こんな状態なのであれば統計検定を受けて網羅的に統計学について学習しておくべき、
例え必要ない知識も含まれているとしても、どの知識が必要ないかについて判断できる程度に統計学の知識のバックグラウンドが必要だと考えて統計検定2級を受験することにしました。

僕の統計検定受験前の知識レベルについて

・高校当時は数学の成績は良いほう
数学に関しては成績順に5つのクラスに分けて授業を行っているのだけれど3年間ずっと1番上のクラスでした

とはいえ高校生だったのは干支が1周する以上に昔の話

順列・組み合わせや、微分積分とかは解法を見ながら
「あ~そんな風に解いてたっけなぁ」とかってレベルでした

・大学で統計学の単位を取得済み

薬学部の場合基礎科目も必要単位数の関係上実質ほぼ全て必修科目というハードな環境なので大学で統計学の単位は取っています

とはいえ、統計学の試験は過去問から毎年同じ傾向なのを把握していたので6年間を通じてほぼ全てを最低成績のCで通している僕はもちろん試験前の一夜漬けです。

言ってることもやってることもよくわからないけど過去問と数値が変わってるだけだし、その解法の数値を変えて解いてなんとか単位を取得

t検定とか、カイ二乗分布とか、なんとなく単語は聞いた記憶はあるけど・・・レベルです

統計検定2級の学習時間期間と学習時間

学習期間

8月9日に開始して8月22日に受験するまでの14日間

お盆休みの関係で8月7日から8月16日まで10連休をもらっていました。
でかける予定もないし10連休をただだらだら過ごすのは勿体ない、

これだけの時間があれば何か1つスキルを身に着けられるんじゃないかと思ったのが
このタイミングで学習を始めたきっかけです。

連休初めの数日はプログラミングの勉強をしたりしてました。
プログラミングで統計の知識で行き詰まり一度がっつり統計学を学ぼうと思った経緯があるので統計学の学習を開始したのは8月9日からになっています。

総学習時間

総学習時間は約45時間でした

僕はポモドーロタイマーというアプリを使って仕事や勉強時間を記録・管理しているのである程度正確な時間です。
ポモドーロタイマーとは25分の作業+5分の休憩で1セットをインターバルするタイマーです。

タイマーによると統計学の勉強時間は41.8時間(黄色で表示されている時間)となっていますが、
実際には5分の休憩を取らずに勉強を続けている時もあるのと
過去問2回分の解法確認時間のタイマーを動かし忘れていたので(合計2時間)を加味して約45時間としています。

ポモドーロタイマー

僕はポモドーロタイマーは以下のFocus To Doというアプリを利用しています。
ポモドーロタイマーにTo Doリストの機能を合わせたようなアプリでApple,Android,PCでデータを共有できます。

特にAndroidではウィジェット機能が使えるのでホーム画面に配置出来てTo Doリストとしても便利ですよ。

Focus To-Do: ポモドーロ技術 & タスク管理Focus To-Do: ポモドーロ技術 & タスク管理
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統計検定2級を学習した方法

利用したテキストやWEBサイト

統計WEBの「統計の時間」を1周

統計検定2級レベルの知識を身に着けることを目標とするための学習サイトということでお世話になりました。

初級編10章と基礎編32章、あとは中級編がありますが初級~基礎編だけで合格点を取るのに必要な知識は身に付きます。

無料で学習出来てとても便利なのですがところどころ誤植があったりします。
ただし全体を通して正しいことを言っているのに誤った記載が出てくる程度なので
しっかりと内容を理解しながら読み進めていけば気付けます。

練習問題もありますがt分布表や正規分布がないと解けない問題なのに記載されていなかったりと少し不便なところもあります。

また、統計検定の問題は練習問題よりむずかしめに作られているものが多いのでこのサイトだけで合格点取るのはかなり理解を深めないと難しいと思います。

 

・統計検定2級の過去問を6回分

薬剤師国家試験やFPなどのいくつかの国家試験を受験して感じましたが試験において過去問は正義です。
統計検定2級で問われる内容は実務で使う統計学とは少しずれがあります。

統計検定2級を実際に受験してみて感じたのは「数学の試験を受けているみたい」でした。
例えば、実際のデータの一部を問題として出題するためにあえて隠して出題したりしています。

どの資格試験にも言えますが過去問だけは必ず購入してしっかりやっておくことをおススメします。


上記は統計検定の公式の過去問集です。紙媒体試験は年に2回あるので3年で合計6回分の試験内容が解説付きで書かれています。

学習スケジュール

以下は8月9日~8月22日までの具体的な学習内容です

8/9(9ポモドーロ:4.5時間)
午前中は統計学の時間の初級編を1章ずつevernoteにまとめながら学習:約4.5時間で終了
午後はプログラミングのスキルチェック問題を解いて遊んでました
夕方はamazon primeで映画を見たりyoutubeを見たりして1日終了

 

8/10(17ポモドーロ:8.5時間)
統計検定の試験スケジュールを確認するとコンピューターで受けるCBT試験を実施していてほぼいつでも受けられるとのこと
できればお盆休みが終わる16日に間に合わせたいなぁ・・・と思いつつまだ統計学の概要がつかめていないので不安もありもう少し様子を見ることに
とりあえずamazonで統計検定の過去問を購入、明日には届く予定

午前中に統計学の時間を基礎編10章まで終了(10ポモドーロ:5時間)
7章くらいまでは初級編と被っている内容も多くサクサク進められます
8章辺りからだんだんと雲行きが怪しく・・・

午後はだらけて3章進めて(7ポモドーロ:3.5時間)
午前と合わせて合計13章
合計8.5時間とこの2週間で一番統計学を勉強した日、モチベーションのピークでした(飽きるの早い)

 

8/11(12.7ポモドーロ:6.5時間)
基礎編17章まで
4章進めるのに約6時間
内容が重くなってきたこと、初級編と内容がかぶっていて飛ばせるところがなくなってしまい
1章あたり1時間半近くかかるように

今振り返るとこの辺りから例題は解けるけど、一通り終わってから複合的に問題が出されると分からない状態に

 

8/12(なし)
8月11日の進みの遅さに若干モチベーションがダウンしお休み
10連休の丁度真ん中の日だったので1日くらい休んでもよくね?
ってことでおさぼりな一日でした

 

8/13(10.9ポモドーロ:5.5時間)
お休みを取って充電完了し勉強再開
5章進めて22章まで
訳の分からない数式ばかりでとりあえず例題を出されれば「こんな感じ?」で解く感じ。

 

8/14(9.5ポモドーロ:5時間)
早起きして午前中だけお勉強
25章まで進めました
終わりが見えてきてモチベーションが回復しつつあります。

 

8/15(16ポモドーロ:8時間)
せっかくの10連休、まだ1度もお酒を飲んでいない・・・せっかくなら統計学の勉強を終えた達成感に浸っておいしい酒を飲みたい!!
でも月曜日から仕事だから明日はあまり飲めないし、できれば今日お酒を飲みたい!!ということで今日中に全32章を終えることを決意、現金な奴です。
午前中に30章まで、僕が統計を学んで身に着けたいと考えていた多重回帰分析の内容だったりで興味がわいたのもありサクサク進められました。

午後は残りの32章まで進めて、中級編もざっと目を通したけど覚えられなさそうなので終了
過去問解いて中級編の知識が必要そうなら覚えます(実際いりませんでした)

ここまでの実力確認として2019年11月の過去門に挑戦

問題が言っていることがまるで分らずキツネに摘ままれたような状態になりました。
今思うと統計の時間は最低限の概念や知識を身に着けるため例題が優しいのに対し、
過去問はより数学的要素を織り込んでその内容を分かりにくくしている印象です

結果は60%がボーダーですが19/35=54%で不合格
むしろ54%も取れていたことに驚きました。

改めてボーダーを計算すると21/35が合格点なのであと2問正解すれば合格、
これならいける!!と思い一番直近の8/22に受験を申し込み追い込みをかけることに

 

8/16(9ポモドーロ:4.5時間)
昨日解いた過去問の解説・解法を確認
なるほど分からん!!が多すぎて問題を解いた時間以上に時間を費やしました。

2019年6月の過去問を解く
結果は21/35=60%でオンザボーダー

解法解説を確認
なるほど分からん!!

 

8/17(なし)
とりあえずボーダーラインを取ったことに一安心して1日お休み
明日から本気出す!!

 

8/18(6ポモドーロ:3時間)
2018年11月過去問を解く
20/34=59%で1%足りず
解法・解説の確認をしっかりと行う

 

8/19(5ポモドーロ:2.5時間)
2018年6月過去問
19/34=56%
今までは分からない問題はとりあず3番を選ぶなど、運の要素も入れていたけど
全く分からないところは空欄のまま採点することに
解法・解説の確認、だんだんと出題傾向のパターンが見えてきて解説の理解もスムーズになってきました

 

8/20(5ポモドーロ:2.5時間)
2017年11月過去問
25/34=74%
だいぶ統計検定の出題傾向になれたこと、知識が少しずつつながってきたこともあって点数が一気に伸びました。
もちろん解法・解説の確認は怠りません。

 

8/21(5ポモドーロ:2.5時間)
2017年6月過去問
27/35=77%
いい感じです。あとは明日の本番だけ。

間違ったところ、悩んだところの解法・解説を確認して終了。

 

8/22
試験本番
当日は特に何も追い込みをかけずに試験会場へ
結果は・・・得点率63%
思った以上にギリギリの合格でした。

統計検定2級成績表

パソコンでの試験や慣れない試験会場で、普段なら解ける問題でも思った以上に頭がパニックを起こしていました。
こんなに本番に弱いタイプだったかな・・・

とはいえなんとか統計検定2級合格することができました。

 

これから統計検定2級を受験する人へ

試験に必要な学習時間と学習期間について

僕の場合はお盆休みを利用した2週間という割と短めなスパンでの受験でしたが
連休中はほとんど午前中だけ勉強して午後は好きなように過ごしていました。
後半の1週間も毎日1回ずつ過去問を解いて解法解説を確認して解けないところを確認しているだけで割と緩めなスケジュールなのは見てわかると思います。

実際、仕事がお休みの日に仕事と同じ時間(8時間)を勉強に費やすとすれば6日でこの学習時間を上回るので8/16に間に合わせることも可能だったかもしれません。(僕にはそれだけの集中力と自制心はなかったので2週間かかりましたが)

僕のデータをもとにこれから統計検定の受験をする人にアドバイスをすると

・8時間以上の勉強をした日は2日だけ
・統計の勉強を一切しなかった日も2日ある
・仕事が始まってからは過去問1回分+解法開設確認のみ(2.5~3時間)
・合計の学習時間は45時間(学習期間を2週間とすると1日平均3時間強)

これらを考慮すれば、仕事をしながらでも毎日2~3時間+休みの日にがっつり勉強すれば
知識0からでも2週間で統計検定合格は十分狙えると思います。

とは言え僕の場合は確率のPやCや!の計算方法、∫やΣの計算方法は一度確認すれば思い出せる程度には数学に関しては予備知識がある前提です。
高校数学に苦手意識がある人・ブランクがある人はもう少し余裕を持った方がよいかもしれません。

大学で統計学の単位を取っていても勉強は必要

統計検定2級は大学基礎科目レベルと言われていますが薬学部で学んだ統計学と比べるとより広く浅く、という印象を受けました。

薬学部で使う統計学は治験などを想定してるようで介入研究や観察研究などの研究デザイン、あとは検定やオッズ比や相対危険度などに特化していました。
正直大学で習った内容は過去数年分の過去問を含め、検定以外はかなりサラッとしか出てこなかったです。

逆に大学の統計学では確率変数や回帰分析などの講義はありませんでした(多分)
統計検定2級の分野を網羅するためにサラッと統計WEBで学習するのですら30時間を要しているのを考えると学生全員に合わせる大学のスピードで全て網羅していたとは思えません。

大学基礎科目レベルといわれる統計検定2級ですが、それぞれの学部でどのように統計学が使われるかに応じて講義内容がデザインされている可能性があるので「大学で統計学取ったからいけるっしょ!!」と考えている人は注意しましょう。

統計検定2級に合格できる程度では統計学は扱えない

資格取得レベルまで学習すれば

・どうやって機械学習をさせたら効率的かをスタートとゴール、利用するデータから判断できる
・どのように仮説を立て、どのように検証をするかがデザインできる
・そのためにはどんなデータを収集し、どのような前処理をしたらよいかが理解できる
・検証結果から、そのデータが示す意味を汲み取り活用することができる

僕は統計検定2級を受験する前は上記のことを期待して統計検定2級の勉強をしました。

しかし実際は試験を受けた段階では
「このデータが与えられているときはこの検定のこの式に当てはめられるからとりあえず試してみよう」
と、試験に合格するための解き方でなんとかなってしまい
どんな条件の場合にどの検定を使うのかなどの本質的な部分が全然身についていません。

そのため今も
「このデータの有意性を検証したいけどどの検定を使うべき?」
「へぇ~、エクセルで相関係数を求めるならCORREL関数を使えばいいんだ」
「え、この場合のCORREL関数の元データって正規分布が前提なの?なんで?正規分布かどうかってどうやって検証するの?」
というレベルです。

まだまだ実務で使えるレベルの統計学には程遠いな~と感じました。

これは「統計検定2級を取ったところでできるようにならないよ?」って意味ではなくて「

 

僕は以前から機械学習の為に統計学を学習しようとして、統計学を学ぶなら必ず読むべき本と言われる「統計学入門」(通称:赤本)を以前から所有していて何度も読もうと思っては挫折しています。
今回の受験までの学習でもこの本を使いませんでしたが統計検定2級を取った今となってはだいぶこの本に書いてある内容が理解しやすくなったと感じています。

そのような基礎知識を身に着けるための統計検定2級と考えると、ここが統計学を学ぶための入り口と言えるのかもしれません。