自作PC

Davinci Resolveが動作するハイコスパPCを自作してみた

新しいパソコンを購入しました!!

しかも初の自作PC!!

 

理由はDavinci Resolveという動画編集ソフトを使いたかったから

プロ御用達のカラーグレーディングやCG・VFXなどの

凝った編集もできるDaVinci Resolveに興味を持ってしまったのです

 

こんな高機能なのに無料で利用できる素晴らしい動画編集ソフト

ただしプロ仕様で求められるパソコンのスペックもかなり高い

 

元々の3~4年前に購入したパソコンもグラボも積んでる

それなりに当時はハイスペックなゲーミングPCなんだけど

チュートリアル作業ですらフリーズする始末

 

ということでDaVinci Resolveが動かせるパソコンを自作することにしました

国内ではCPUやGPUによるDaVinci Resolveの動作に関する情報が少なかったので

海外サイトの情報を参考にコストとパフォーマンスのバランスを見て仕上げています

 

2020/2/20追伸

その後3か月くらい使い続けています

DaVinci Resolve、Premiere Proのどちらのソフトも全く問題なく動く

 

Premiere Pro・After Effects・Photoshopを同時に稼働させても問題なし

(さすがに重い処理を重ねるとCPUファンがうるさくなるけど)

パソコンのスペックには大満足しています

 

2020/4/20追伸

現状ではGPU・メモリー・マザーボード・SSD・HDDなど

ほぼすべてのパーツが僕の購入時より値上がりしていて

BTOで購入するのと変わりないか、むしろ安上がりの可能性があります

このページ内の”自分でパソコンを組み立てるのはさすがに・・・という人へ”という項目で

動画編集に使えるスペックでコスパも良いPCを紹介しています

購入時にアップグレードするべき点なども書いているので参考にしてみてください

 

自作したパソコンのスペック

まずはDaVinci Resolveが稼働できるように組んだパソコンのパーツ

パーツ
CPURyzen 7 3700X
GPUMSI GeForce RTX 2070 SUPER VENTUS OC
メモリーG.SKILL F4-3600C19D-32GVRB 16GB×2 DDR4-3600
マザーボードASRock X470 MASTER SLI
SSDCrucial M.2 2280 NVMe PCIe Gen3x4 SSD P1シリーズ 1.0TB
HDDSEAGATE 3.5インチ4TB HDD
ケースVersa H26 Black
電源玄人志向80+GOLD認証 650W

今回はプロ仕様動画編集ソフトの中でも特に動作が重い部類の

DaVinci Resolveの使用に耐えうるスペックということで

CPU・GPUの両方でスペックを求めつつでコストを意識しています

 

・CPU:Intelなら第9世代Core i9以上、AMDなら第3世代Ryzen(Zen2)

・GPU:RTX2000シリーズ以上

 

このような条件で自作PCを作りました

 

ちなみにAdobeのPremiere Proは主にCPU依存なので

Premiere Pro特化の仕様にするのならGPUをもう少しグレードを下げて

その分浮いたお金でCPUをもう少し上位に変えるといいと思います

この辺りはGPUの項で書いています

 

(比較)以前のパソコンのスペック

チュートリアルですら止まってしまった以前のパソコンのスペックも比較として紹介

CPU・・・intel corei7 4790

メモリ・・・DDR3-1600 8GB×2

GPU・・・NVIDIA GeForce GTX 960

Davinci Resolveを動かす際に特に重要になるのはこの3つの性能なので比較として紹介

 

このパソコンでFusion機能を用いて3DCGを作ろうとすると毎回フリーズしました

CPUはまだともかくメモリとGPU、特にGPUが力不足だと思われます

 

パーツの購入総額

購入金額の総計は税込み約16万円
だいぶBTOパソコンで購入するよりは抑えられたんじゃないでしょうか?
自作パソコンパーツ
これでも3年前にBTOで買った前のパソコンより安い
ホントに技術の進歩って早いですね(泣)

CPU

選んだCPUはAMD社のRyzen7の3700X



もう1つの候補としてIntelのCore i9-9900K(5.6万円)と悩んだけれど

Ryzen7-3700Xを選ぶことにしました

 

理由としては

  • 3700XはTDP65Wに対し9900KはTDP95Wで消費電力のパフォーマンスが非常に良い
  • 海外サイトによるDaVinci Resolveのベンチマークでは3700Xが9900Kにわずかに劣る程度
  • 3700Xには高性能な空冷クーラーが付属しているが9900Kの場合は別途クーラーを購入する必要がある

ワットパフォーマンス

TDPと最大消費電力はおおよそ近い値と言われていて

3700Xは9900Kに比べて約1.5倍ワットパフォーマンスが良いとされています

 

DaVinci Resolveベンチマーク

海外サイトによるとカラーグレーディングの処理速度は

9900Kを基準にすると3700Xは96.4(8K)~98.5%(4K)程度とそこまで大差なし

フルHDであればさらに差は縮まると推測されるので問題にはならないと判断しました

ちなみにデュアルGPU(GPU2枚刺し)環境下では3700Xの性能が9900Kを上回るというデータもあります

 

また、Fusionページの処理速度に関しては

9900Kを基準にすると3700Xは約94%

僕がメインで使いたいFusionで6%の処理速度ダウンは正直悩みましたが

この次の理由も合わせて3700Xに決めました

↑はベンチマークの参考にした海外サイト、google翻訳を通すと多少カタコトだけどだいたい読めます

 

コストパフォーマンス

Intelの9900Kは排熱も多く

それなりに性能の良いクーラーを購入する必要を考慮すると

CPU代+クーラー代で約6.5万円くらいの出費になると試算しました

約4.4万円の3700Xに対して1.5倍の金額、消費電力も1.5倍です

初期費用150%・電気代150%に対して懸念点はFusionページの処理速度-6%ということで

3700Xに決定しました

 

ちなみにCPUベンチマーク(処理能力)に対するCPU価格のコストパフォーマンスは

3700Xが9900Kの1.5倍くらいです(CINEBENCH R20で比較)

元々9900Kの価格が1.5倍程度なので純粋に3700Xと9900Kのベンチマークがほぼ同等と言えます

このCPUベンチ・コストパフォーマンス最強はRyzen 5 3500なのですが

DaVinci Resolveを動かすCPUスペックとしては懸念があるため

Ryzen 7以上を条件としRyzen 5を除外しています

 

このデータからも

もともとIntelに比べて弱いと言われていたRyzenシリーズのシングルスレッド性能も

第3世代Ryzen(Zen2)になって大幅に改善されていることが確認できます

 

マルチスレッド性能よりもシングルスレッド性能が重要な

AdobeのPremiere Proでも十分なパフォーマンスを発揮できるし

コスパ重視で自作するならRyzen一択ですね

 

もしもう少しCPU性能を上げてスペック重視で組むなら

6万円くらいでクーラー付きの3900Xか

10万円くらいのRyzen 3950Xがオススメです

 

特に3950Xは9.8万円でIntel Core i9 9960X(20万円以上)と同等、

あるいはそれ以上の性能を発揮する現状最強CPUです

 

今後BlenderやAfter Effectsなどを使って

ゴリゴリの3DCGやVFXを作るなら3950Xを積んでおきたいですね


 

GPU

グラフィックボードはMSIのGeForce RTX 2070 SUPERを購入、約5.6万円


楽天ビック(ビックカメラ×楽天)で商品画像がなく
バルク品”と記載されていたので悩みました
しかし還元ポイント倍率の高さと
他のパーツは出そろっていたので即日納品にひかれて購入を決めました(笑)
ちなみに届いた商品には箱も保証書も普通についてきました
バルク品とは一体なんなのか・・・
このGPUを選んだ理由
  • 年末セールで5.6万円+高ポイント還元で実質は約4.7万円と
    1つ下のグレードのRTX 2060 SUPERとほぼ同額で購入できたこと
  • 1つ上のグレードのRTX 2080 SUPERの最安値が約7.3万円で
    1.5倍の価格の開きの割にはスペックの差が伴わないこと

上記の理由からGeForceシリーズの中でRTX2070Superを選択した

また、なぜDavinci Resolveに適しているRadeon VIIを選ばずGeForceシリーズを選んだのかの理由

  • Radeon VIIが約10万で予算オーバーだったこと
  • DaVinci ResolveがNvidia社の開発しているCUDAを採用していること
  • RadeonシリーズのFusion機能のベンチマークが不安定だったこと

 

僕はFusion機能を使ってごりごりVFX作業をしたいのでFusionでの稼働が不安定なのは問題

加えて、DaVinci ResolveはNvidia社(GeForceシリーズを開発している会社)が作っている

CUDAというアルゴリズム(GPUにCPUの処理の補助をさせる機能)に対応しています

 

パフォーマンスを最大限に発揮するためにCUDAを利用できるGPUのGeForceシリーズがお勧めです

 

もしこの記事を参考にPremiere Proでの動画編集用PCの自作を考えている人であれば

Premiere ProはCPU依存のソフトなのでGPUにお金をかける必要はないです

 

とは言え全くGPU処理を行わないわけではないので

GPUはスペックを下げてコスパ最強と言われるGTX1660SUPERを購入

 

その分CPUをRyzen3950Xにグレードアップすると

より快適なPremiere Pro仕様PCになるはずです



マザーボード

マザーボードにはATX,microATX,miniATXと3つの大きさがあって右に行くほど小さくります

PCケースのサイズによってどの規格にするかは決まります

 

ケースが小さいほうが便利だと思うかもしれないけど

自作するときに大量のコードの収納に苦戦するし

ケースが小さくなるほど排熱しにくく熱がたまりやすいのが問題

 

またマザーボードが小さくなるとその分USBなどの接続可能な端子数が減ります

 

”大は小を兼ねる”

僕のような自作初心者はとりあえず一番大きいATXサイズを選んだ方が安心です

 

今回僕が選んだのはASRockのX470 MASTER SLI

求めた条件は超高速でデータの読み書きができるM.2 SSDが使えること

M.2SSDは通常のSSDよりもさらに速い速度で読み書きができます

 

データの読み書き速度は

HDD<SSD<M.2SSD

の順番で右に行くほど早くなります

 

動画編集など大きいデータを読み書きするならM.2 SSDが望ましいです

 

この条件を満たしていて

なおかつレビューサイトでの口コミ評判が良かったので

X470 MASTER SLIを選択しました

 


USBポートが8個のうち1つはUSB-Cが使えるという点も高評価

ボードにRGBライトが搭載されていて好きな色に光らせられます(笑)

 

メモリー

選んだメモリーはG.SKILL F4-3600C19D-32GVRB 16GB×2 DDR4-3600

16GBのメモリを2枚刺して32GBです


メモリーが4枚刺しできるマザーボードの為ソフトを稼働してみて

必要なら64GBまで増やせるように16GB×2枚を選択しています

 

実際DaVinci Resolveを稼働させた感想として

Fusionページで3DCGやVFX系を作りたい人やAfter Effectsを使いたい人は

かなりメモリーを食うので32GBが最低ラインです

 

今回僕は将来的にオーバークロックできるよう3600Hzを選択したのですが

消費電力が上がる割には処理速度の上昇はそこまでなので

今後オーバークロックはしないと思います

通常の2666Hzのものであればもっと金額を抑えられていたなぁと


 

SSD・HDD

今回購入したマザーボードが記憶領域にM.2 SSDが2枚とSATA接続を4枚使えるという化け物

今回はとりあえずM.2 SSDを1枚と大容量の記憶領域を1つ用意して

必要なら追加購入して記憶領域を増やしていく方針に

 

SSDはCrucial M.2 2280 NVMe PCIe Gen3x4 SSD P1シリーズ 1.0TB



大容量記憶領域にSEAGATE 3.5インチ4TB HDD



この2点を購入、とりあえず5TBもの記憶領域があれば十分に事足ります

 

本当はHDDは2TBを購入する予定だったんですが

4TBと数百円しか変わらなかったので4TBにしています

 

SSD領域も十分な大きさがあるので基本的にはソフトも素材もSSDに保存

完成したらHDD領域に素材と成果物を移動させて運用しています

 

ケース

ぶっちゃけケースはATXサイズのマザーボードが入ればなんでもいい

コスパをとにかく意識してVersa H26を選びました



アマゾンも楽天も品薄状態だったけどツクモで即日納品で購入できました

 

普段からチェックするようなサイトではないので忘れがちですが

BTOパソコンやPCパーツの専門店だけあって掘り出し物も多いです

パソコンを自作する場合は1度チェックするといいと思います

 

H26は安価なのにデザインも使い勝手も良く

コスパ重視でパソコンを自作する人は御用達の逸品

 

使用者が非常に多いしこのケースを使って

パソコンの組み方を解説している動画が豊富で参考にしやすいのも利点です

 

電源

電源も重要なのは最大ワット数くらい

ブランドとかにこだわる必要はないよねってことで定番の玄人志向(通称クロシコ)

購入時は「長く使うしワットパフォーマンス大事かな?」と思い

電源供給の効率が良いGOLD認証以上のものを選択

 

今回は玄人志向80+GOLD認証 650Wを購入

ただ、ちゃんと電気代を計算したら最大電力で使用することはまずないです
そうなると電源供給効率による電気代の差はほとんど出ないんですよね
BLOND認証の電源で十分だと思います

パソコンの組み立て

初めてのパソコンの組み立て

はじめは動画化しようと一生懸命撮影していたけれど

コードの配線作業あたりで作業が細かくて伝わらないし

ピントも合わないしということで心が折れました

ここが一番興味があったのにって人、ごめん!!

 

ちなみに初の自作PC、もちろんトラブルも発生

一通り組み終わって動作確認をすると画面に何も表示されなかった

 

1つずつ解体して確認していくとCPUが少し浮いていました

よく確認すると剣山のようなCPUのピンが一部曲がっていることを発見

CPU
(CPUのイメージ画像)

もし下手にピンセットで直そうとして折れた場合

CPUがただの鉄くずに・・・

CPUのピン同様僕の心も折れてました

 

しかし爪でほんの少しずつ慎重に微調整をすることで

なんとかマザーボードにしっかりとはまる状態に

 

はまるようになったとは言え、

曲がっていたピンの部分がちゃんと通電するかが心配

動いてくれ~!!と心の底か思いつつ起動!!

無事にBIOSが起動しWINDOWSのインストールも完了できました

 

 

トラブルもありましたがなんとか初めての自作PCが作れました

いや~ほんとによかった!!

 

要領もつかめたので次からはもっと早く作れるはず

CPUのピンは軽くトラウマなのでできればもう二度とやりたくないけど

 

自分でパソコンを組み立てるのはさすがに・・・という人へ

今回僕は初めて自作PCに挑戦したわけだけど

パーツの種類と用途にあった選び方、さらにその組み立て方まで勉強するのは

よほどのもの好きじゃないと難しいです

 

僕の場合はだいたい1週間かけて必要なパーツ選びをしたり

組み立て方の勉強をしました

それでも実際に組み立てる時には配線が分からなかったり

何度もネットで調べながら作業を行っています

 

 

そんな敷居の高い自作PCですが

マウスコンピューターさんからDaVinci Resolve推奨PCなるものが発売されています

クリエイティブ向けパソコン(クリエイターPC) l パソコン(PC)通販のマウスコンピューターの公式サイトです。最新スペ…

ただお値段が非常に高くてデスクトップPCで約25万円

ノートPCは約35万円

なかなか手が出せる金額ではないです・・・

 

僕の自作PCとのスペックの違いとしてはCPUが

Ryzen 7 3700XからIntel Core i9-9900Kになっている点くらい

9900Kと3700Xで悩んだ末に3700Xにした経緯はCPUの項で書いております

あとは記憶領域がM.2SSD512GB,HDD2TBなので

どちらも僕の自作PCの半分の記憶領域になっています

 

・・・これで税込みで28万弱なら多少手間がかかっても自作するかな?

 

 

ところがなんと僕がPCケースを購入したツクモ

僕が今回自作したPCとほぼ同等のスペックのパソコンを発見しました

しかもお値段は20万円以下!!


G-GEAR GA7A-H194/XT

CPU・GPUは同じスペックで、

マザーボードがX570で条件がそろえば僕のX470よりデータの読み書きが早く行える最新モデル

 

ただこのパソコンで気になるのはメモリが16GBしかない点

ゲーミングPCとしては十分なスペックだけれど

動画編集用途でこのパソコンを使いたいのであれば

メモリを16GB×2にアップグレードするか4枚刺しに増設した方がいいです

 

2020年4月現在は僕が購入した時よりどのパーツも全体的に値上がりしていて、

自作PCでも僕と同じスペックで組もうとすると18~19万円くらいはかかりました

あまり自作するのと値段も変わりないし

パーツを組んで動作確認ができている状態で送ってもらえる安心感があります

 

最後に

今回このパソコンを

DaVinci Resolve用のハイコスパPCを目指して自作しました

しかしこのスペックでパソコンを組んでおけば

ゲーミングPCとしても十分なスペックですし

Premiere Proのような他の動画編集ソフトや

BlenderやAfter Effectsなどのソフトも問題なく動きます

(処理内容によってはさらにメモリを増設して64GBにする必要がありますが)

 

今後自分がどのような用途でパソコンを利用するとしても

十分に対応してくれる万能スペックPCだと思います

 

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