薬剤師の平均年収ってどのくらい?

  • 2020年9月22日
  • 2020年11月28日
  • 薬剤師

病院薬剤師・調剤薬局の薬剤師の年収はに厚生労働省が2年ごとに調査している医療経済実態調査によって公的に調査・発表されています。
最新の医療実態調査は2019年で、その前の年のデータを元に算出されるので実際のデータは2018年のものです。

今回はそのデータを元に病院薬剤師・調剤薬局の薬剤師の平均年収を公開、分析してみました。

病院

給与:4,449,610円
賞与:1.137.685円
合計金額(年収):5.587.295円

病院薬剤師の平均年収は約560万円という結果でした。日本の平均年収は約440万円ですので、約120万円ほど高いです。

役職は考慮されていないので薬剤部長なども含めた平均年収である点にご注意ください。

 

 給与(年額)賞与年収
国立¥4,403,189¥1,249,431¥5,652,620
公立¥4,586,021¥1,373,038¥5,959,059
公的¥4,637,728¥1,286,933¥5,924,661
社会保険関係法人¥4,760,042¥1,484,770¥6,244,812
医療法人¥4,400,340¥845,847¥5,246,187
その他¥4,249,888¥1,104,167¥5,354,055
法人その他全体¥4,447,043¥1,139,258¥5,586,301
個人¥5,201,013¥677,183¥5,878,196
全体¥4,449,610¥1,137,685¥5,587,295

病院の形態別で見ていくと社会保険関係法人の病院薬剤師の年収が特に高く、一番低い医療法人の病院薬剤師の年収とは100万円程度の差があります。

調剤薬局

調剤薬局のデータは一般薬剤師と管理薬剤師に分かれています。

保険薬局の薬剤師の年収は都市部よりも地方の薬剤師不足な地域で年収が上がる傾向があります。
都心部では平均年収より低くなりやすく、地方では平均年収より高くなりやすいことを考慮する必要があります。

薬剤師

給与:4,168,633円
賞与:570,292円
合計金額(年収):4,738,925円

事業形態別

 給与(年額)賞与年収
個人薬局¥4,188,209¥364,476¥4,552,685
法人薬局¥4,168,284¥573,958¥4,742,242
全体¥4,168,633¥570,292¥4,738,925

一般薬剤師の場合、個人事業として経営する薬局よりも法人の経営する薬局の方が約20万円ほど年収が高くなりました。

店舗数別

 給与(年額)賞与年収
1店舗¥3,978,946¥470,568¥4,449,514
2~5¥4,284,011¥437,770¥4,721,781
6~19¥4,043,684¥536,484¥4,580,168
20~¥4,152,427¥739,042¥4,891,469
全体¥4,168,633¥570,292¥4,738,925

店舗数別ではバラツキのあるデータの為比較しにくいですが、特に20店舗以上の調剤薬局で顕著に年収が高くなっています。

これは調剤併設ドラッグストアなどのドラッグストア薬剤師の多くがここに含まれることが理由と考えられます。

 

管理薬剤師

給与:6,763,677円
賞与:754,794円
合計金額(年収):7,518,471円

事業形態別

 給与(年額)賞与年収
個人薬局
法人薬局¥6,784,409¥759,232¥7,543,641
全体¥6,763,677¥754,794¥7,518,471

個人薬局の管理薬剤師の年収データは表記されていませんでした。

個人薬局では経営者が管理薬剤師を兼任していることが多く、この場合は給与所得ではなく事業所得となる為、統計を取るのに十分なサンプル数が得られなかったと考えられます。

店舗数別

 給与(年額)賞与年収
1店舗¥7,934,034¥316,771¥8,250,805
2~5¥7,520,429¥532,878¥8,053,307
6~19¥6,496,557¥841,769¥7,338,326
20~¥5,706,624¥1,096,002¥6,802,626
全体¥6,763,677¥754,794¥7,518,471

店舗数別で見ていくと店舗数が少なくなるほど管理薬剤師の年収は増加していることが分析できます。

先ほどの一般薬剤師の年収推移から、20店舗以上の調剤薬局は調剤併設ドラッグストアの薬剤師の影響を受けやすいことが読み取れました。

管理薬剤師も同様の為、調剤併設ドラッグストアは初任給はいいけれど管理薬剤師に昇格してもあまり伸び幅がないと言えそうです。

また個人薬局では統計データが取れなかったのに対し、店舗数別では1店舗でも統計として有効なデータ数が取れています。
このことから1店舗でも法人化して経営している薬局が多いことが分かります。

もし自分の年収が低いなぁと思ったら

もし自分の年収が平均と比べて低いと思ったら転職を考えるタイミングかもしれません。

年収・立地・労働環境など良い求人に巡り合えるかはタイミング・運にもよります。
しかし転職サイトに登録して求人情報を調べる期間が長ければ長いほどそのチャンスも多くなります。

登録だけしておいて気長にチャンスを伺うことをおススメします。

関連記事

「転職サイトなんてどこも一緒じゃないの??」「調剤薬局に転職したいけどどの転職サイトを使ったらいいか分からない!!」転職サイトは頻繁に使うものではないのでほとんどの薬剤師の方が抱えている悩みかと思います転職は今後の人生を左右[…]